第70回 公益社団法人日本医療ソーシャルワーカー協会全国大会/第42回 日本医療社会事業学会(和歌山大会)

プログラム

日程表
プログラム
※5月20日更新
ライブ配信・オンデマンド配信
  • 分科会演題事前配信 2022年5月25日(水)~6月24日(金)13時まで
                ※質問受付期間:5月25日(水)~6月14日(火)17時まで
                ※6月20日(月)~6月22日(水)までは動画の閲覧をすることが出来ません。
  • ライブ配信     2022年6月25日(土)~6月26日(日)
                ※C会場は事前収録した動画の視聴のみで質疑応答はございません。
  • オンデマンド配信  大会終了後、準備が整い次第~7月31日(日)まで
                ※オンデマンド配信とは、大会期間中のライブ配信や分科会演題事前配信が、参加者に限り指定期間中             いつでも・どこでも・何度でも動画配信システムにて視聴ができる配信のことを指します。
                ※一部オンデマンド配信が無いセッションもございます。
プログラム一覧
A会場(大ホール):会場実施+ライブ配信+事後オンデマンド配信
B会場 ( 展示室 ) :会場実施+ライブ配信+事後オンデマンド配信
C会場(大会議室):会場録画配信+ライブ配信(質疑なし)+事後オンデマンド配信

    記念講演

  • 6月25日(土)10:40~12:10 A会場(大ホール)

    ウエルビーイングを支える~死生観の学びから~
    座長:長井 智子(紀南病院 地域医療連携室)
    講師:大下 大圓(飛騨千光寺住職/和歌山県立医科大学連携教授)

    •  厚生労働省の人口動態によれば、日本人の平均寿命は84.3歳、45歳以降89歳までの死因第1位は悪性新生物である。世界一長寿国である一方で、 少子高齢化により多死社会を迎えている。しかしこれまで核家族化、病院死が進み、日本人は死から遠ざかり、死の予習が難しくなった。
       医師と患者の関係や告知の在り方も変わった。治療の選択や命の仕舞い方に至るまで、医師任せから患者自らが選択する世の中になってきた。 患者は残り時間を予測しながら死を迎えることになった。日本人の死生観の変化、死に直面した方に我々医療従事者ができることは何かを講演いただく。 講師は、高野山大学仏教学科卒業後、高野山で修行し、その後は地元に戻り、飛騨千光寺住職のかたわら仏教、医療、看護、人文系の大学で 「スピリチュアルケア、臨床宗教学」などの教鞭をとられている大下大圓氏に講演頂く。
  • 基調講演

  • 6月25日(土)14:00~15:00 C会場(大会議室)

    がん・脳卒中・心臓病等に係る対策の動向~医療ソーシャルワーカーに期待するもの~
    講師:中谷 祐貴子(厚生労働省健康局 がん・疾病対策課長)

    •  がん、心疾患や脳卒中に代表される循環器病は、我が国をはじめとした多くの国において、疾病による死亡の原因や、要介護に至る主要原因となっている。
       2007年に施行された「がん対策基本法」に継ぎ、2018年12月に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(以下、 循環器病対策基本法)が成立し、基本法の施行に基づき、2020年10月、「循環器病対策推進基本計画」を閣議決定しました。国の基本計画を受け、今後は各都道府県に おいても、「都道府県循環器病対策推進計画」を策定し、循環器病対策の推進を図っていくこととなる。
       これは、国策として国民の疾病予防・治療の開発推進・支援体制の充実を図るという点、患者参画型の議論という点、専門の相談部門設置という点等おいて、世界的にも稀な取り組みとなる。
       本シンポジウムでは、厚生労働省 健康局がん・疾病対策課 中谷課長より、がん対策基本法成立から14年の歩みと課題を踏まえつつ、今後進められていく循環器病対策 推進の今後の展望、医療保健分野における生活支援・医療ソーシャルワーカーへの期待についてご講演いただく。
  • 講演1

  • 6月25日(土)12:20~13:50 B会場(展示室)

    自立への寄り添いのために知っておきたいこと
    座長:中尾 直樹(海南医療センター)
    講師:藤藪 庸一(白浜バプテスト基督教会 / NPO白浜レスキューネットワーク)

    •  自殺は、健康問題や家族問題だけではなく、失業、倒産、多重債務、長時間労働等の社会的要因や人間関係、疾病等、様々な要因が複雑に関係していると言われている。 各地では公的事業として「自殺未遂者支援事業」が展開され、医療機関と地域の保健所が連携し、再企図防止に努めている。
       和歌山県白浜町の三段壁は、自殺の名所として全国に知られている。白浜町で特定非営利活動法人として活動されている、白浜レスキュー理事長 藤藪庸一氏を招聘し、 行政の支援の枠に当てはまらない、社会の隙間にこぼれ落ちてしまった人々への活動内容を聴くことで、疾病を持つ複雑な生活背景のある患者を支援するMSWとして、本当に大事にすべきことは何か、自立に寄り添うとはどういうことか、学びを深めたい。
  • 講演2

    6月25日(土)12:20~13:50 C会場(大会議室)
    疾患と差別-ハンセン病から医療基本法の関連を「人権」をとおして考える-
    講師:内藤 雅義(東神田法律事務所)
       土村 啓子(ハート相談センター)
       星野 裕子(ハート相談センター)
       漆畑 眞人(国立精神・神経医療研究センター 非常勤職員)

    講演3

  • 6月25日(土)14:00~15:00 B会場(展示室)

    未来につながるジャイアントパンダの子育て
    座長:湯川 定代(公益財団法人 白浜医療福祉財団 白浜はまゆう病院 )
    講師:熊川 智子(株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)飼育部 セクションマネージャー)

    •  非常に厳しいといわれているパンダの繁殖で世界でトップクラスの成績を残しているのが、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールド。 パンダの赤ちゃんの体重は100g前後、大きさは手のひらサイズと小さい。繊細なパンダの赤ちゃんは死亡率が高いため親から引き離して人間が 飼育するのが一般的だった。しかし白浜では徹底した「見守り」を行う。母子の濃密な接触がないまま成長したパンダは大人になって異性とペアになれないことが研究で分かってきた。
       母子を引き離すのは健康チェックや治療など最小限にとどめ、母性を信じ、母性の発揮を邪魔しない白浜独自の飼育スタイルは、様々な背景をもった患者と家族へのアプローチに役立つ点が多く、 MSWの日々の支援、あるいは職員育成の気づきと学びに繋がると考える。
  • 講演4

  • 6月25日(土)16:20~17:20 C会場(大会議室)

    救急医療におけるソーシャルワーカーのつどい~救急認定ソーシャルワーカーへの期待と実践~
    講師:大西 光雄(国立病院機構 大阪医療センタ— 救急救命センター 医師)
       福森 優司(大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター ESW)

    •  救急領域で活躍するソーシャルワーカーには、より専門的な知識と技能が求められています。救急医療における、医療ソーシャルワーカーについて、 多職種連携の視点から講義で学び、救急認定ソーシャルワーカーの現状を報告する。
  • 講演5

  • 6月26日(日)9:00~10:00 B会場(展示室)

    依存症の回復文化~生き直す、私は一人ではない
    座長:左右田 哲(北里大学病院 トータルサポートセンター ソーシャルワーク室)
    講師:高知 東生(俳優 / ASK認定依存症予防教育アドバイザー)

    • 依存症は、回復できることを当事者から学ぶ。依存症についての理解を深め、依存症リカバリーソーシャルワークを実践に繋げる。
  • 講演6

  • 6月26日(日)10:40~12:10 A会場(大ホール)

    地域で暮らす医療的ケア児
    座長:森本 弥英(和歌山中央医療生活協同組合)
    講師:丸山 美智子(一般社団法人 幹 代表理事)

    •  医療的ケアを必要とする子どもは全国で約2万人。出生率が減少する中で、周産期医療の発達により医ケア児はこの10年で1.9倍になった。2021年9月に医療的ケア児支援法が施行され、 受け皿の整備は国と自治体の責務と明記された。一方、妊娠中を含め、養育者が在宅療養を受け入れ、継続するためにはハード面だけではなく、ソフト面の精神的支援も必須である。
       和歌山市にある医療的ケア児を対象にした児童発達支援事業所「幹はうす」。宿泊を含めた共生型事業所として開所し、利用者の状況をよく知る看護師が訪問やデイサービスなどを 一貫して担当している。今後医療機関やMSWに求めることは何かを講演いただき、今後どのように関わり、連携していけばいいのかを探る一助としたい。
  • シンポジウム1

  • 6月25日(土)10:40~12:10 B会場(展示室)

    これからのソーシャルワーク~コロナからの未来
    座    長:小原 眞知子(日本社会事業大学 教授)
    シンポジスト:鎌田 真理子(特定非営利活動法人 日本ソーシャルワーカー協会)
           中島 康晴(公益社団法人 日本社会福祉士会)
           廣江 仁(公益社団法人 日本精神保健福祉士協会)
           野口 百香(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会)        

    •  JFSWの前身である社会福祉専門職団体協議会は、日本ソーシャルワーカー協会の会長であった故仲村優一先生が資格で分断されたソーシャルワーカー団体の再統合を 目指して3団体に呼び掛けて2002年に設立されたものである。
       今、社会は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、多くの国民が生活の基盤を揺るがす事態に見舞われて解雇、DV、生活困窮、自殺等々、社会問題は一層、深刻化 し、経済格差の広がりの中で、政府自らも新たな経済政策の必要性を問い始めている。先を見通せない閉塞感に包まれた社会の中で、地域包括ケアシステムや地域共生社 会を構築し、人と人をつなぎ、国民一人一人の生活課題に共に向き合い、希望の見出せる未来に向かって伴走するソーシャルワーカーの役割は益々、重要となっている。
       今こそソーシャルワーカーの職能団体が資格を超えて共通の原点に立ち返り、国民全体の支えとなる活動を進めていく必要がある。
       日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW)の4団体の代表が一堂に会し、各団体の歴史と活動などを報告頂きながら、議論を深めていきたい。
  • シンポジウム2

  • 6月25日(土)10:40~12:10 C会場(大会議室)

    感染症の拡大や災害発生時における、持続的な社会福祉士養成教育の在り方について
    座    長:岡村 紀宏(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会 副会長)
    シンポジスト:山本 克彦(日本福祉大学 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 教授)
           渡辺 裕一(武蔵野大学 人間科学部社会福祉学科  教授)
           前田 雄太(社会福祉法人 調布市社会福祉協議会 地域福祉推進課在宅支援担当課長補佐
                 兼 障がい者支援係長)
           横田 法律(社会医療法人恵和会 西岡病院 医療福祉課 課長)

    •  新型コロナウイルス感染症の影響をうけ、社会福祉士養成教育において、ICTを使用した養成教育が実施されています。実習・実習指導におけるICT使用による 教育効果は対面よりも若干劣っている」と認識もあり、教育を進めるうえでの課題も出てきています。
       一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟(ソ教連)では、厚生労働省令和三年度社会福祉推進事業として、「感染症の拡大や災害発生時における、持続的 な社会福祉士養成教育の在り方に関する調査研究事業」を行いました。この調査結果も踏まえ、継続的な社会福祉士の養成教育の在り方を議論したい。
  • シンポジウム3

  • 6月25日(土)12:20~13:50 A会場(大ホール)

    人が「更生」するとはなにか
    シンポジスト兼座長:長谷川 洋昭(田園調布学園大学 子ども未来学部 子ども未来学科 准教授)
    シンポジスト:水田 麻里(和歌山県地域生活定着支援センター ま~る)
           奥田 幸生(和歌山保護観察所 所長)
           西平 都紀子(株式会社 信濃路 代表取締役)
           関本 査智子(たにやまクリニック)

    •  我々が支援する方の中には、日々生活のしづらさを抱え社会生活を送られている方がいる。日々業務に携わる中で、経済的に困窮されている方や、高齢者、障がいを抱える方には焦点が合いやすい。しかし、我々が業務の中では気づきにくく、アウトリーチをしても届かない領域はあるのではないかと言う推論に辿り着く。
       普段関わりの少ない領域として、司法領域という分野がある。恐らく司法領域でも我々を必要とする方々は必ずいる。しかし、その方々にとってその人らしい生活、自己実現した生活を送ってもらうために、我々のノウハウを生かし、その方にあった適切な医療及び福祉の提供、というのが出来ているのか、甚だ疑問である。
       そこで、ひとつの分野になるが更生保護の分野に目を向けたい。対象となる方の中には、矯正施設から出所の際の処方が決まった日数しか処方されず、生活保護の保護決定までの間受診が困難な場合もある、また入院医療を受けることになっても保証人が居ないことを理由に受け入れてもらえないなど、更生保護側にとって医療との連携の取りにくさが浮き彫りになってきた。
       そこで医療ソーシャルワーカーが司法分野や更生保護を知ることで,司法分野の関係機関と連携し,生活を見据えた医療・福祉の橋渡し役となり,更生保護,すなわち司法分野での支援をとおして改善更生・再犯防止に寄与できるのではと考えた。
       我々の活動分野は,医療のみならずその方の生活を守るセーフティーネットを意味する。今シンポジウムでは更生保護からみた医療に求める展望について、現場で働く実践家を交え、生の意見を参考に更生保護についての理解を深めたい。
  • シンポジウム4

  • 6月25日(土)14:00~15:30 A会場(大ホール)

    医療ソーシャルワーカーの新行動基準が目指すもの
    座    長:野口 百香(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会 会長)
    シンポジスト:小原 眞知子(日本社会事業大学 教授)
           清水 哲郎(岩手保健医療大学 教授)
           鈴木 裕介(明星大学 人文学部 福祉実践学科 准教授)
           上田 まゆら(医療法人社団 青い鳥会 上田クリニック 在宅総合相談室)

    •  2020年6月に採択されたソーシャルワーカーの倫理綱領に基づき、社会福祉実践において従うべき行動を示した行動基準の改訂が行われた。今回のセッションでは、新たな医療ソーシャルワーカーの行動基準の周知を目的に概要の説明を行う。その上で、ソーシャルワークのアドボカシーの観点、医療現場における臨床倫理の観点から、日頃の医療ソーシャルワーク業務を行っている実践現場の観点から、新たな行動基準を再考し、多角的に検証してみたい。このセッションが更なる医療ソーシャルワークの発展につながるものと期待したい。
  • シンポジウム5

  • 6月25日(土)15:10~16:10 C会場(大会議室)

    ヤングケアラーを支援していくために~ヤングケアラーに関する調査報告をもとに~
    シンポジスト:樋渡 貴晴(医療法人豊田会 刈谷豊田総合病院 )
           田中 悠美子(立教大学 コミュニティ福祉学部 福祉学科)

    •  近年社会的課題として注目されているヤングケアラー。診療報酬改定の議論においても早期介入していくことや相談支援を多職種連携で実施していくことが重要である ことが述べられている。医療機関から認知されていること、それに対する支援がまだまだ行き届いていない現状を改善していくために、シンポジウムを開催したい。2021年に実施した日本医療ソーシャルワーカー協会・調査 研究部のヤングケアラー調査について報告し、現状の制度や今後MSWに期待されることについて講演にて深めていく。
  • シンポジウム6

  • 6月26日(日)9:00~10:30 A会場(大ホール)

    我々は何者なのか?~過去、現在から未来に向けて考える~
    座    長:西田 紀子(和歌山医療社会事業協会 会長)
    シンポジスト:関 建久(北見市医療・介護連携支援センター / 医療法人社団高翔会 北星記念病院)
           早坂 由美子(北里大学病院 トータルサポートセンター)
           戸石 輝(日本赤十字社和歌山医療センター医療社会事業課)

    •  医療ソーシャルワーカーがおかれた環境は大きく変化している。2006年に診療報酬の施設基準において、社会福祉士が明記されて以降、 医療ソーシャルワーカーの支援や配置に対し、診療報酬の算定ができるものが増えている。また、クライエントが抱える問題は多様化しているという報告も出てきており、 従来以上にMSWの支援に対する期待も高まっていると考えられる。
       このような中、「医療ソーシャルワーカーとは何者なのか?」という問いを、社会から問われるとともに、自らも問い続けてきた。今回のシンポジウムでは、過去から現在 に至るまでの医療ソーシャルワーカーの位置づけや実践、その中での葛藤について、話題を共有し、未来に向けて「自分たちは何者なのか?」を改めて問い直す機会としたい。
  • シンポジウム7

  • 6月26日(日)10:10~11:40 B会場(展示室)

    東日本大震災における10年間のソーシャルワーク実践に関する縦断的調査研究 報告
    シンポジスト兼座長:笹岡 眞弓(日本医療大学)
    シンポジスト:大橋 謙策(公益財団法人 テクノエイド協会 理事長 /
                 日本医療ソーシャルワーカー協会 災害支援チームアドバイザー)
           西田 知佳子(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会 災害支援チーム アドバイザー)
           福井 康江(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会 災害支援チーム 現地責任者)
           平野 裕司(文京学院大学)

    •  本研究では日本医療ソーシャルワーカー協会が東日本大震災の被災地で10年間行ってきたソーシャルワーク実践内容を縦断的に分析し、 ステージ毎に求められるソーシャルワーク実践に必要な視点やスキル、およびアセスメントのポイントを明らかにするとともに、発災直 後から復興期に至るまでの長期的な生活再建を視野に入れた、ソーシャルワーク実践のあり方を明らかにすることを目的とした。また、 研究結果をもって、防災を含め災害時及び日常生活を営む上でも重要となるソーシャルワーク・サポートネットワークの構築につなげることを意図した。本企画においてその研究成果の概要を報告し、課題を整理する。
  • シンポジウム8

  • 6月26日(日)10:10~11:40 C会場(大会議室)

    循環器病対策における相談支援
    座    長:早坂 由美子(北里大学病院 トータルサポートセンター)
    シンポジスト:宮本 享(京都大学医学部附属病院 病院長 脳神経外科 教授)
           取出 涼子(医療法人社団 輝生会 人財育成局 部長)
           榊原 次郎(名寄市立大学 保健福祉学部 社会福祉学科 准教授)
           秋山 美紀(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)

    • ・医療ソーシャルワーカーに必要な循環器病対策基本法の意義、最新の動きについて知る
      ・都道府県で展開される循環器病対策協議会や循環器病総合支援センター(仮称)のモデル事業、総合支援委員会(仮称)へのMSW協会としての積極的な参画を呼びかける
      ・総合支援センターや総合支援委員会の担当となった場合に活用できるMSWの支援プログラムの紹介(活動方針、メゾ、マクロを含む支援・活動)
  • 報告会

  • 6月26日(日)9:00~10:00 C会場(大会議室)

    身元保証人問題の解決に向けてーMSWがおこなうべきことー
    講師:川端 伸子(厚生労働省 社会・援護局 地域福祉課 )
       熊田 均(熊田法律事務所)
       佐野 晴美(JCHO横浜中央病院医療福祉相談室)
       野田 智子(JA愛知厚生連 江南厚生病院 患者支援室)

    •  地域課題としての身元保証人問題の解決方法をMSWに加えて行政職員、弁護士、区市町村社会福祉協議会、成年後見人等をシンポジストにお迎えして討議を行い、 会員が少しでも当事者支援に資することができるよう議論を深める。
  • ワークショップ(事前申込制)※オンデマンド配信なし

    6月25日(土)16:20~17:20 B会場(展示室)
    コロナ禍の経験を共有し、次に繋げよう!
    岡村 紀宏(公益社団法人 日本医療ソーシャルワーカー協会 副会長)

    第1分科会

    6月25日(土)15:40~16:40 A会場(大ホール)
    ソーシャルワーク実践

    1-1:コロナ禍での退院支援における介護支援専門員との連携の促進要因と阻害要因 ~介護支援専門員へのインタビュー調査から~
       中尾 直樹  (海南医療センター)
    1-2:「8050問題」事例への支援の困難性についての要因分析 ~急性期病院の医療ソーシャルワーカーへのインタビューから~
       栗山 諒子  (紀南病院)
    1-3:コロナ禍における医療費相談からみえること ~無料低額診療事業実施医療機関でのソーシャルワーク実践
       大平 路子  (耳原総合病院)
    1-4:判断能力が不十分な身寄りのない高齢者の地域連携ネットワークに対する考察
       大寺 直子  (JCHO中京病院)
    1-5:医療依存度の高い患者の在宅療養移行についての一考察
       古市 律子  (大和クリニック)
    1-6:老人保健施設の在宅復帰支援における「入所前後訪問指導」の有効性
       木村 麻衣  (介護老人保健施設 アロフェンテ彦根)
    1-7:現役世代脳卒中患者のケースを通して ~退院支援を振り返る~
       与那覇 拓也 (大浜第一病院)
    1-8:身寄りがない人の生活を支援するソーシャルワーカーの役割
       伊藤 咲   (岸和田リハビリテーション病院)
    1-9:脳卒中患者の治療と仕事の両立支援体制構築に関する実践報告
       近藤 三奈美 (聖マリアンナ医科大学東横病院)

    第2分科会

    6月25日(土)16:50~18:00 A会場(大ホール)
    ソーシャルワーク実践、スーパービジョン、リサーチ・その他

    2-1:相談者との信頼関係構築につながる「医療ソーシャルワーカーの言葉遣い」の検証 ーポライトネス理論の視点からー
       腰田 典也  (公立那賀病院)
    2-2:事例検討と理論的仮説を用いたグループスーパービジョンプログラムの効果
       土山 緑   (河北リハビリテーション病院)
    2-3:都道府県医療ソーシャルワーカー協会の災害福祉支援ネットワーク・災害派遣福祉チーム参画への課題
       伊藤 隆博  (岩手県立大学)
    2-4:ペースメーカ埋込事例における就労支援 ~患者・事業場とともに就労上の安全確保を話し合うプロセスの振り返り~
       森川 秀規  (大阪労災病院 治療就労両立支援センター)
    2-5:新型コロナウイルス感染症対応についてソーシャルワーカーの役割 ~地域の多職種との歩み~
       森井 崇弘  (川崎病院)
    2-6:身寄りのない入院患者への行政対応に関する実態調査報告
       岩田 直子  (筑波大学附属病院)
    2-7:施設ホームページにおいて「無料低額診療事業」はどのように記述されているのか~テキストマイニングを用いた探索的研究~
       金沢 衣里花 (順天堂大学医学部附属順天堂医院)
    2-8:当院ソーシャルワーカー部門における「ヤンガー会議」の効果に関する検証
       斉藤 千尋  (船橋市立リハビリテーション病院)
    2-9:新卒入職者の教育を担当する在籍者の中で一番若いソーシャルワーカーが抱える困難と困難を乗り越えるための支援
       戸松 しのぶ (海南病院)

    第3分科会

    6月25日(土)15:10~16:10 B会場(展示室)
    業務分析・開発

    3-1:勤務評価制度との連動によるMSWキャリアラダー・モデルの活用効果
       保科 健   (国家公務員共済組合連合会斗南病院)
    3-2:急性期病院における平均在院日数の短縮を阻害する要因:
       組織として取り組む国際的医療施設評価機関(JCI)認証の過程におけるWide Indicator
       三谷 勇一  (八尾徳洲会総合病院)
    3-3:病院と学校をつなぐ ~コロナ禍において心身の不調を生じた児童・生徒のために社会福祉士が果たす役割~
       柳澤 功   (イムス富士見総合病院)
    3-4:医療機関におけるソーシャルワーカーの職位別の職務に関する一考察
       原田 とも子 (日本社会事業大学社会事業研究所)
    3-5:メゾ・マクロレベルのソーシャルワークの展開に有効な業務遂行能力とは ーHIV実地研修への取り組みを振り返ってー
       瀬尾 緑   (横浜市立大学附属病院)
    3-6:臨床倫理コンサルテーションチームにおいてソーシャルワーカーが発揮すべき専門性
       友田 安政  (横浜市立大学附属病院)
    3-7:地域包括ケア病棟入院相談総件数からみるソーシャルワーカーの業務分析
       齋藤 誠二  (川口工業総合病院)
    3-8:外来医療におけるソーシャルワークの役割と援助の展開方法
       小峯 千明  (第二川崎幸クリニック)
    3-9:実践現場における相互学習プログラムの構築
       川上 絵理  (聖マリアンナ医科大学病院)